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診療のご案内

呼吸器内科

気管支喘息

主な症状

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 風邪をひいた時、季節の変わり目、運動した時などにのどや胸のあたりで、「ゼーゼー」・「ヒューヒュー」というようなおかしな呼吸の音がしたこ とはありませんか。それは喘息かもしれません。
 子供の頃から小児喘息があった方が、大人になっても喘息が治らずに続いていることがあります。あるいは、小児喘息などにはなったことがない方でも大人になってから初めて喘息の症状が出ることもあります。
 このような症状が続く場合には、きちんと喘息の治療を受けましょう。喘息発作の時に使う発作止めもよく効きますが、発作を予防することはできませんし、頻回に使うと副作用が出ることがあります。また喘息は初めは症状が軽くても、たび たび発作を繰り返しているとだんだんと治りが悪くなり、薬が効きにくくなってきます。

治療方法

 喘息の治療薬はかなり良く効いて副作用もあまりない優れた薬があります。正しい治療を受けることで、喘息で悩まされたり、日常生活やスポーツなどが制限されたりすることがなくなってきます。小児喘息でも、学校や体育の時間、また は夜間などに喘息で苦しい思いをしている子供が、適切な薬を使うことで発作がなくなり、元気に生活できるようになります。

こんな症状にもご注意

「ゼーゼー」・「ヒューヒュー」という呼吸音は無くても、「風邪はひいていないのに、咳が出る」・「風邪は治ったのに咳だけが長引く」というようなことはないでしょうか。それも喘息の一つ「咳喘息」かもしれません。またはアレルギーが大きく関わるアトピー咳嗽という病気もあります。

COPD

どんな病気?

 慢性閉塞性肺疾患と言い、慢性肺気腫と慢性気管支炎という病気が含まれます。俗には「たばこ病」と言われています。

COPDとは?

COPDの危険因子

たばこを吸うといろいろな病気にかかる恐れがあります。最も心配なのは肺癌でしょう。もちろん、肺癌は生命に直接かかわる病気で非常に恐ろしいものです。しかし、すぐには生命には関わらないものの、生活を非常に大きく損なう病気の代表がCOPDです。(その他については「禁煙相談」をご覧ください)
多くの場合、ヘビースモーカーでたばこを一日に100本吸ったとしても、数年ではCOPDにはなりにくいと言われています。しかし、一日20本でも数十年間吸い続けていると徐々にCOPDになってきます。

主な症状

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COPDの症状の一つが身体を動かしたときの呼吸困難です。軽症の場合には階段や坂道を登った時などに息切れする程度です。ところが、そのような症状が出始めるのがたばこを吸い始めて数十年後のため、仮に20才から30年間吸ったところで呼吸困難感が出始めたとしても、その頃には50才ですから、体力の衰えやトシのせいと考え、COPDに気づかないことも多いようです。そのうちに、平地を歩いていても息切れがするようになってきておかしいと思い始めます。その頃になって病院で診てもらったところ、やっと病気であることがわかったという方もいます。残念ながら、COPDは長年のたばこの害が積もって起きてきた病気であり、その頃にはかなり肺が悪くなっているために、薬を使っても正常な肺には戻りません。重症の場合には安静にしていても息苦しさがあるために在宅酸素療法という、一日中、鼻に酸素チューブを付けて生活するという治療が必要になってくることもあります。したがって、なるべく早く病気を見つけ、すぐに禁煙し治療を開始することが重要です。
長年たばこを吸っている方は、年齢以上に息切れが出やすくないか、同年代の人と比べて息切れしやすくないか、考えてみてください。

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禁煙相談・ニコチン依存症

タバコ 画像

 このところ、たばこを吸える場所が減って来ました。病院やクリニックでは「敷地内禁煙(病院の建物の中だけではなく、駐車場なども敷地内なので吸えません)」のところが多くなってきました。また、多くの公共の場は禁煙ですし、レストランなども禁煙の所が増えています。たばこが吸える所が減り、たばこの値段も高くなってしまい、このさい禁煙しようと思っている方も多いでしょう。
 もちろん、禁煙の第1の目的は健康のためです。

煙草による病気

 たばこによる病気で最も怖いのは、やはり肺癌でしょう。しかし、たばこの煙は口から入っていき、のどを通って肺に行きますから、煙の通り道である口の中やのどでは、それぞれ口腔癌・咽頭癌・喉頭癌にかかる可能性が高くなります。また、肺に入ってきたニコチンなどの有害物質は血液で全身に回っていきますから、食道癌・胃癌・肝臓癌・膵臓癌・膀胱癌・子宮癌など全身の癌のリスクが増えることがわかっています。
 また、癌以外にもCOPD(「COPD」の項目をご覧ください)や喘息・肺炎など肺の病気が増え、さらに脳卒中・心筋梗塞・胃潰瘍などのリスクも増えます。
 家族への影響もあります。夫がヘビースモーカーだと妻の肺癌のリスクが高くなり、子供は喘息になりやすいことなど、喫煙者と同じように多くの病気のリスクが高くなることがわかっています。

喫煙がリスクを高める病気

禁煙を「治療」として考えてみませんか

 医療機関での禁煙は、多くの場合、健康保険が使えます。これは、たばこがなかなかやめられないことはニコチン依存症という病気としてとらえるからです。病気なのだから医療機関で治療しましょうということです。禁煙がうまくいかないのは意志が弱いためばかりではないのです。医療機関での治療となると治療費が高いのではないかと心配もあるでしょう。しかし、一日に20本吸っている方の場合で健康保険の自己負担が3割の方の場合、たばこ代よりも治療費のほうが安くなります。治療期間は約3か月でその間に5回の通院が必要です。ただし、健康保険を使うためにはいくつかの条件がありますので、詳しくはご相談ください。

禁煙のメリット

治療方法

 薬もよく効くものがあります。ただし、副作用などを理解していただいた上で使うことになります。 なお、通院は約3か月ですが、それで治療が終了しても、その後は自分の意志で、「たばこは吸わないぞ」という決意が重要です。3か月の治療中は薬の効き目で禁煙できても、その後、何かのきっかけで、また吸い始めては何にもなりません。やはり、禁煙の決意が最も重要です。

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睡眠時無呼吸症候群

主な症状

  • 夜はよく眠れていますか。
  • 十分に寝たつもりでも、朝起きた時にまだ眠いようなことはありませんか。
  • 起きた時に頭痛などはありませんか。
  • ご家族からイビキがうるさいと言われたことはありませんか。
  • 夜間に呼吸が止まっていると言われたことはありませんか。

これらは睡眠時無呼吸症候群の症状です。これらのいくつかが気になる方はご相談ください。
この病気は、病名の通り、寝ているときに呼吸が止まってしまうというものです。肥満の方に多いと言われていますが、痩せている場合にも起こることがあります。
大きないびきをかくということは、のどのあたりで空気の流れが良くないことがあります。イビキをかいているうちはまだ良いのですが、急にイビキが止まってしまうことがあります。この時は空気の流れが止まってしまっている、つまり呼吸が止まっている状況です。すると息苦しくなって目が覚めるかというとそうではありません。目は覚めないまま、長い場合は数十秒も呼吸が止まっていることがあります。これを一晩に何十回も繰り返す方もいます。一方、呼吸が止まっている間、目は覚めなくても、脳は苦しさのために熟睡できていません。このため、十分に寝たつもりでも熟睡できていないため睡眠不足となり、日中の眠気や頭痛などに悩まされることになります。
加えて、難治性の高血圧や不整脈・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病などのリスクが高くなります。その結果として、仕事や生活に影響が出たり、最悪の場合には急死につながることもあり得ます。
心あたりがある方は、まず検査を受けてみてください。

検査方法

 寝ているときの病気なので夜間の検査になります。まずは自宅で行える簡易検査で大まかな状態をつかみ、この病気である可能性が高い場合には検査入院で精密検査を受けていただくことになります。

治療方法

この病気だった場合、基本的には薬での治療はありません。多くの患者様は、毎晩寝るときにCPAPという機械を使用してもらうことになります。その機械が鼻から肺に空気を送り込んでくれるという治療になります。治療を行うことで、日中の眠気がなくなったり、悩まされていた頭痛がとれたりして、快適な生活ができるようになります。

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往診

往診について

 当クリニックでは、随時、往診を行なっています。ご高齢の方や身体がご不自由でクリニックまで来院できない方はご自宅まで往診します。
 また、在宅診療にも力を入れています。病気で通院が必要なのだけれども身体の状態で外出が困難な場合などには、当クリニックから定期的に往診を行なうことができます。例えば、週に1回、曜日や時間を決めて往診したり、重症の場合には毎日往診することもできます。自宅で落ち着いた生活を送りながら、治療を受けることができます。
 また、もしも重篤な病気で、残された時間に限りがある場合、その時間を自宅で過ごしたいと考える患者様にも在宅での医療を提供します。自宅で点滴を行ったり、人工呼吸器などの機械を使用したりすることもできます。現在の在宅診療は、医師とケアマネージャー・訪問薬剤師・訪問看護師・訪問ヘルパーなどのチームで患者様の容態やご自宅の状況に対応できるようになっています。
往診や在宅診療をお考えの方は、まずご相談ください。

費用について

  • 通常の診察にかかる診療費
  • 往診料・訪問診療料(健康保険が適用されます)

往診可能地域

ほぼ長崎市の全域で可能です。
☆詳しくはお問い合わせください。

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診療時間 診察時間

 
午前
午後

午前:月~土 9:00~12:30
午後:月火木金 14:00~18:00

アクセスアクセス

  • 駐車場:4台
  • 最寄り駅:茂里町電停・浦上駅前電停から徒歩5分
  • 住所:長崎県長崎市目覚町10番3号
  • 電話:095-847-2222

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